このページではJavaScriptを使用しています。

MITSUBISHI MOTORS  トップページへ

クルマの学校

top

concept

school

lesson

drive


雨の日の運転

雨が降ると、晴れているときとは一気に路面状況が変わり、運転にもいっそうの気遣いが必要ですよね。普段何気なく運転している近所の道でも、考えられないことが起こったりするものです。
私も過去に経験があります。激しい雨の日に、自宅近くの走り慣れている坂道を下っていたときのことです。途中、道路の形状のため、ハンドルを少しだけ右に切って通過するポイントがあって、ここにはマンホールがあります。その日もいつもと同じ速度でポイントに進入したら、左後輪がマンホールに乗った途端ズルッと滑ってバランスを失いそうになり、ヒヤッとしました。運転に慣れているからといって過信は禁物。晴れているときと同じ感覚で走っていては大変危険です。ここでは、雨の日の運転についてお話しましょう。

雨と晴れ。天気に合わせた運転を

雨の日は、視界もスピードも運転操作の仕方も、晴れのときとは当然違ってきます。運転する際、必要となる情報の90%以上は目から入ってきます。悪天候では、大事な情報源である視界が妨げられます。加えて、交通状況を把握する車外の音も雨音によって遮断されてしまいます。晴れの日より、状況を判断する情報量が格段に低下していることを認識し、細心の注意を払って走行しましょう。ワイパーを作動させ、昼間でも自分の存在を知らせるためにヘッドライトをつけて走ることも大切です。

雨の降り始めに危険が潜む

雨の降り始めには特に注意が必要です。乾いた路面に少しずつ雨粒が落ちることで、路面上のほこりや汚れが浮き上がります。この状態はタイヤがとても滑りやすいのです。見た目には乾いた感じでも、路面状況は刻々と変わっていきます。
また、街の状況も変わります。歩行者は足早になり、横断歩道やそうでないところでも不意に道路を横切る可能性があります。さらに注意が必要なのは自転車。「濡れる前に急いで帰ろう」という意識のせいか、スピードを出して走っている姿をよく見かけるのも雨の降り始めです。歩行者や自転車に乗っている人は、雨や水たまりを避けようとするため下を向いていることが多く、クルマの存在に気づくのが遅れがちです。傘をさしている人も同様です。傘で視界は狭くなり、ドライバー側からも傘で表情が見えないため、歩行者の動きが読み取りにくいことがあります。飛び出しにはいっそうの注意が必要です。
Aピラーによる死角にも要注意。歩行者がAピラーの柱による死角に入り込んでしまうと、まったく見えない状況になります。交差点に限らず、商店街や学校の近くなど、人の多いところは特に注意して走行しましょう。

制動距離が延びる!?

雨の日にブレーキをかけると、摩擦係数が少ないため、晴れの日より制動距離が延びてしまいます。そして、スピードが増せば増すほどブレーキが効きにくくなり、制動距離は延びます。路面が濡れているときは、走行スピードを普段よりおさえめにしましょう。また、大勢の人を乗せたときもクルマが重くなって制動距離は長くなります。ぜひ覚えておいてください。

夜の雨は危険がいっぱい!

夜、雨の中を走行しなければならない場合、特に注意が必要です。暗いというだけでも見にくいのに、雨が加わればなおさらです。ヘッドライトの明かりに溶け込んで、一時停止の白線や標識も見落としがちに。また、無灯火で走っている自転車などは特に見えにくく大変危険です。それでも事故が起きればドライバーの責任になってしまうので、細心の注意を払いながら走行しましょう。道も暗く、雨で見通しが利かないようなときは、飛び出しなどをイメージしながらの“予測運転”を心がけると良いでしょう。

雨の高速道路の注意点

高速道路ではスピードが出ている分、大きな水たまりでもスーッと通過していきます。こんなとき発生するのが「ハイドロプレーニング現象」。教習所で必ず習いますが、記憶にありますか? 「ハイドロプレーニング現象」とは、水たまりの上を走行中、タイヤの溝に入った水が多すぎてかき出せないために起こる現象です。タイヤが水の上に浮いてしまっているような、氷の上を滑っているような状態になります。その際、ハンドルをむやみに切ったり、ブレーキをかけたりすると、クルマがスリップして大変危険です!
「ハイドロプレーニング現象」が起きたら、急な操作は控え、徐々にスピードを落として路面にタイヤが接するのを待ちましょう。いずれにしても、スピードは控えめにして走ることがいちばんです。
また、みなさんも経験があると思いますが、走行中、斜め前を走るトラックなどが飛ばした水しぶきで一瞬視界がさえぎられたり、ワイパーを動かしても次から次としぶきがかかって前が見えないことがあります。この原因として、斜め前の走行車に近づき過ぎていることが考えられます。そうした大型車と同じペースで走っていると、いつまでも水しぶきを浴びることになるので、一旦車間距離をあけ、まわりの状況を見渡せる位置にクルマを保ち、自分のペースをつくりましょう。

あまりに雨が強く、ワイパーを早く動かしても視界が良くならない場合は、無理をしないで小降りになるのを待ちましょう。これも危険な雨天走行から身を守る、安全対策の一つです。

そのほか、ポイントとして…

フロントウィンドウの雨対策

カーケア用として雨対策のケミカル用品が豊富に売られています。ボトル入りの液状タイプからウェットティッシュタイプまでいろいろありますが、これらをフロントウィンドウに塗ります(※)。走行速度が上がると雨粒が吹き飛ばされて、視界がスッキリするのです。また、それらを塗ったウィンドウに合わせたワイパー(ラリーアート シリコンワイパーブレード)も販売されています(ディーラーでもお求めいただけます)。カー用品店では、ほかにもたくさんのケミカル用品が用意されているので、お好みのものを選ぶと良いでしょう

※フロントウィンドウに撥水ガラスを採用している一部の車種については、市販のケミカル用品の使用が適切でない場合があります。詳しくはディーラーへお問い合わせください。

湿度による曇りには

車内のウィンドウエリアも湿気で曇りがちです。エアコン、デフロスター、リヤデフォッガーなどを活用して、曇りを取りましょう。

大切です!タイヤの溝

見落としがちですが、タイヤの溝は大丈夫ですか? クルマが路面と接している唯一の場所がタイヤ。接地面積は、タイヤ1本あたりハガキ1枚分といわれています。ここでクルマの動きすべてを支えているわけですから、溝が少なければ路面にしっかりとグリップすることができません。滑りやすくなり、止まりにくくなります。タイヤの“スリップサイン”のチェックと、片減り(一見わかりにくいのですが、内側だけ溝が減っていることがあります)していないか、また亀裂が入っていないか、時々気にして見てみましょう。もちろん月に一度の空気圧チェックは必須です!

 
(c)2007 Mitsubishi Motors Corporation. All rights reserved.